ガールズバーでの基本的な業務は、お客さんとの会話です。これが業務の大部分を占めていると言ってもおかしくはないでしょう。
けれど、会話が苦手という人も少なくありませんよね。初めて来店するお客さんとのコミュニケーションが取れなかったり、気まずくなったりすることもよくある話です。
しかし、トーク力はコツさえ掴めばしっかり高められます。
自信がない人は、ぜひ意識してお客さんと会話してみましょう。
会話はとにかく質問から
どのようなお客さんと話始める場合でも、まずは質問から入りましょう。そのほうが会話もスムーズに進みます。
例えば、いきなり「今夜は涼しいですね」と会話を切り出すと、お客さんも「そうですね」の一言で終わってしまう可能性があります。何にせよ、まず質問から、です。例えば次のような質問でトークを始めてみましょう。
・お仕事帰りですか?
・お店の近くに住んでるんですか?
・(同じお酒を注文された時に)そのお酒好きなんですか?
このように、まず簡単な質問を投げかけると会話がスムーズに始まりますよ。
YESかNO以外で答えられる質問を
ただ、簡単な質問だけを投げ続けてもお客さんは飽きてしまいます。
会話をどんどん盛り上げるなら、YES・NO以外で答えることができる質問を行ってみましょう。
・どんな音楽が好きですか?
・休みの日はどんな風に過ごされてるんですか?
・いつもはどんなお店へ行ってるんですか?
いずれもポピュラーですが、こうした質問は答えが無数にあるので会話を広げる時に便利です。ただ、お客さんによっては中々答えが出てこない場合もあります。
例えば音楽の質問をしても、あまり音楽を聴かない人にとっては答えにくいですよね。そんな時は「例えば昔の曲なら何が好きですか?」など、もう少し質問の範囲を狭めてみても良いでしょう。
相槌は重要だけどちゃんと話も聞きながら
ガールズバーは、基本的にお客さんの話を聞くほうに周り、自分から話すのは必要最小限です。
時には相槌を打つことも大切ですが、ただうなずくだけじゃなくて、しっかり話を聞く必要があります。人によっては苦痛を感じる話題があるかもしれませんが、ちゃんと耳を傾けて聞くことを心がけましょう。
適当だとすぐバレる
もし相槌が適当だと、お客さんに不信感を持たれてしまいます。
「話聞いてないよね?」と、お客さんから言われる場合もあるでしょう。
もし自分が友達に話している時、相槌が適当だとどう感じますか?それはお客さんも同じです。
勘が鋭くなくてもすぐバレますから、話を聞く時も相槌を打つ時もしっかり対応しましょう。
そのお客さんと盛り上がれる話題を見つけよう
お客さんとどんな話題が盛り上がるかは人それぞれ。例えば趣味一つ取っても、人によって読書が好きだったり、車やバイクが好きだったりします。
中々難しいですが、そのお客さんと盛り上がれる話題を見つけることが大切です。
しかし、お客さんの話をしっかり聞いていれば、盛り上がる話題を見つけるのも難しくありません。
もし見つからない時は話題を変え、何か別の質問をしてみると良いでしょう。
話をする時はゆっくりと喋る
そして欠かせないのが話すスピードです。つい早口で喋る癖はありませんか?もし心当たりのある方は気を付けましょう。
お客さんと会話をする時は、ゆっくりと喋ることがポイントです。早口で喋ってしまうとお客さんが疲れてしまいますし、聞き取れなくて話がぜんぜん盛り上がらない場合もあります。
口調がキツイと思われることだってあるでしょう。
質問をする時はもちろん、自分が喋る時もゆっくりとした口調で話しましょう。
もし普段から早口が癖になっている方は、喋るスピードに意識を向けてみることをおすすめします。