ガールズバーに喋らない客・無口な客が来店することもある
ガールズバーには、さまざまなお客さんが来店します。泥酔してる人、輩っぽい人、ガチ恋になる人など、相手にするのが一苦労なお客さんも少なくありません。
中でも、話しかけても喋ってくれない、無口なお客さんは対応に困りますよね。
単純に接客が大変というのもありますが、そういったお客さんを相手にしているときは時間が異様に長く感じます。
また、そんなときに限って他の女性も忙しく、自分が場をつながないといけない…なんてケースも珍しくないでしょう。
会話してないことを店長や上の人に見られて「接客をサボっている」と見なされる事態も避けたいですよね。
そこで今回は、ガールズバーで無口なお客さんがきたときの対応について解説します。ガールズバーで働いている方や、これから働いてみたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
ガールズバーで喋らない客に対しての対応方法
喋らないお客さんがガールズバーに来たからといって、こちらも無言になってしまってはいけません。
喋らないお客さんに対しての対処法としては、以下の3つが有効です。
とにかく笑顔は絶やさない!
お客さんが無口だったとしても、接客業のプロとして笑顔は絶やさないようにしましょう。
喋らないお客さんを相手に不安になって笑顔がなくなるのは、ガールズバー初心者の女性に多いです。喋らないお客さんに対しての不満が顔に出てしまうケースもあるでしょう。
相手がどのようなお客さんであっても、まずは笑顔と愛嬌で対応するのが大切です。
喋らないお客さんに対して「お金を払ってるのは自分なのに、どうして楽しもうとしないんだろう…?」と疑問を持つかもしれません。
実は無口でいるお客さんは、自分に興味を持ってほしい・構ってほしいという心理が隠れています。
他のお客さんとは違う特別な態度をとられたい、と考えてわざと不機嫌そうに見せるケースも少なくないのです。
こう考えると「子供っぽいな」と思いますよね。
そうです。泣きじゃくったあとの不機嫌な子供だと思って、あやすつもりで接客してみてください。かなり心に余裕ができますし、無口なお客さんに対して動揺しなくなるはずです。
喋らない客には一方的に喋っても大丈夫
ガールズバーに限らず、夜のお仕事で売れっ子と呼ばれる人たちに共通するポイントが「喋らないお客さんに一方的に喋る」です。
最近見たアニメや面白かった話、もしくはテレビ番組の話題でも構いません。
あなたの話が面白くて思わずお客さんが「クスッ」と笑えば、「あ!やっと笑ってくれましたね♪」と会話に持っていけます。
面白い話ができなくても大丈夫です。とにかく自分が話したいことをひたすら喋っていると、相手が心を開いてくれます。
これはよく使われる心理学で、相手に信用してもらいたいときは、まず自分から自分のことを話す(開示する)ことが大切なのです。
お客さんが喋らない理由は、そのお客さんにしかわかりません。だからといって自分も黙ってしまっては、いい方向には解決しませんよね。
一方的にこちらが話していれば「お客さんが無言でい続ける」か「お客さんが心を開く」の2択になります。
無言のお客さんを相手にしているときも時給は発生していますし、少しでも自分が得する可能性があるならこのように考えて行動するべきでしょう。
無口のお客さん相手に喋り続けるのはメンタルは削られるかもしれませんが、トークの練習と思って自分の利益につなげましょう!
目の前のことでOK!とにかく話題作りを意識する
喋らないお客さんに対しては、まずは目の前にある情報をもとに質問してみましょう。
目の前にある情報とは、お客さんの服装・今の時間帯や天気・お店の場所・飲んでいるお酒の話題などです。
相手の情報がなくても、これらの話題をもとに問いかけてみましょう。ここで、喋らないお客さんに振ると返事をもらいやすい話題をご紹介します。
『』内はお客さんの返答を想定しています。ぜひ自分の言葉に置き換えて使ってみてくださいね。
あなた:「初めましてですよね!ここ来たことありますか?」
★会話パターンA
お客さん:『来たことない』
あなた:「じゃあ今日楽しかったらまた来てくれますか?」
お客さん:『どうかな(笑)』
★会話パターンB
お客さん:『来たことあるよ』
あなた:「えー!じゃあすれ違いだったんですね」
お客さん:『何曜日に出勤してるの?』
あなた:「(ボトルの名前が苗字だったとき)なんて呼べばいいですか?」
★会話パターンA
お客さん:『ボトルに書いてあるでしょ』
あなた:「下の名前で呼びたいから教えてください♪」
お客さん:『…〇〇』
★会話パターンB
お客さん:『なんでもいい』
あなた:「じゃあ、あだ名つけていいですか?」
お客さん:『好きにしろよ(笑)』
あなた:「よかったら一緒にお酒いただいてもいいですか?」
★会話パターンA
お客さん:『いいよ』
あなた:「わーありがとうございます!意外と優しいんですね!笑」
お客さん:『意外とってなんだよ笑』
★会話パターンB
お客さん:『だめ』
あなた:「えーなんでですか?」
お客さん:『面白い話してくれたらいいよ』
「今日天気悪いですよね」など単に目の前の情報だけを話題にするのは逆効果です。
”あなたに興味がある”ということが伝わるような質問ができると、会話のきっかけになるでしょう。
喋らない客によってストレスになる場合は割り切るのもアリ
喋らないお客さんが心を開いてくれると、長く通ってくれるいいお客さんに変わるケースも少なくありません。
しかし、必ずしもいいお客さんになるとは限らず、中には本当に意地悪なお客さんもいるでしょう。
そのようなお客さんを相手にするたびにストレスを感じるなら、無理に頑張る必要はありません。
他のキャストと交換してもらう、お客さんが無言なら自分も無言を貫くなど、割り切った対応をしてできるだけストレスを感じないよう働くのもアリです。
その代わり自分が得意なお客さんを相手にして売り上げを伸ばすほうが、お店からしても効率がいいです。
普段頑張っているキャストからのチェンジやNGなら、お店側はネガティブな印象を抱かないので安心してください。